北海道札幌視覚支援学校

Hokkaido Sapporo Special Needs School for the Visually Impaired

2016
北海道札幌市

構  造:鉄筋コンクリート造+鉄骨造
階  数:地上3階
延床面積:12,604㎡

金箱構造設計事務所(構造設計)
アトリエブンク+環境設備計画(設備設計)

視覚障がいのある人を対象とした特別支援学校である。幼稚部から小学部,中学部,高等部(普通科・専攻科)まで、幅広い年齢層が学ぶ場であり、生活の場となる寄宿舎や、理療研修センターと併せて、一体的に整備することが求められた。
敷地は札幌市山鼻地区の高校跡地である。住宅街に面する外周側は、複数の棟をひとつの外形輪郭に収めることで、統一感のある整った景観をつくりたいと考えた。一方、内側は、棟と棟との間に生まれる不定形な中庭を場所ごとに造り込み、多様でありながら安全な守られた屋外環境を創出することを試みた。この外と内の対比を強調するため、外周側は連窓/外壁フラット形状、内側は単窓/外壁角波形状と立面構成を変えている。外断熱外装材としての鋼板は「札幌の景観色」の中から選択した特注色である。1階の窓下のみ、雪が接することを考慮してコンクリート化粧打ち放しとし、外周側四周に庇を設けることで、寄宿舎玄関から校舎昇降口までの安全な移動を確保しながら、歩行訓練ルートとしても活用できるようにした。
施設構成としては、一文字中廊下型の南棟に主要教室をまとめ、体育館や特別教室棟、専攻科棟などの別棟を渡り廊下でダイレクトに結節させることで、移動のしやすさ、わかりやすさに配慮している。